亜鉛ってなに?
亜鉛は人体にとって重要なミネラルの1つで、身体を維持するのに必要な5大栄養素の1つです。
体内で合成できないので、外から摂取する必要があります。
亜鉛は、筋肉・骨・皮膚・肝臓・脳など生体内に広く分布しています。
亜鉛が不足による症状
①皮膚炎・脱毛・爪の変形
・皮膚のたんぱく質の合成に関わっているので、亜鉛が不足すると、皮膚のターンオーバーがうまくいかず、皮膚炎の原因になります。
好発部位は目・口の周り、手足の指先に生じやすいです。
・亜鉛は、髪の毛のケラチンというたんぱく質の合成にも関与していて、毛の細胞をつくる「毛包」に影響を及ぼします。
・亜鉛不足による症状として、爪の変形や爪がかけやすくもろいのも特徴です。
②味覚異常
亜鉛は舌の味蕾(味を感じる細胞)を育てるのに必要な栄養素なので、舌には亜鉛に存在しているので、不足すると味覚障害が起きてしまう事があります。
〇味覚障害をきたすと
・味を感じにくい
・味が薄く感じやすい
・口の中が苦い
などの症状が出てきます。
③貧血
酸素を運ぶ赤血球を作るのにも実は亜鉛は必須なので、不足にすると、正常に赤血球を産生ないので、貧血になります。
スポーツ選手や透析されている方に多いと言われています。この場合は、鉄分が不足している方も多く、その場合は赤血球自体も小さくなります。
④食欲不振・食欲低下
亜鉛が不足すると、消化液の分泌が悪くなったり、消化管運動が低下してしまう事で、食欲不振や食欲低下が起こります。
⑤発育障害
子供が亜鉛不足になると、成長を促す『成長ホルモン』や『テストステロン』の分泌が悪くなったり、ALP(アルカリホスファターゼ)が低下しやすくなります。
ALPは骨の成長に関わるので、身長が伸びにくくなり、低身長の原因になることもあります。
なので子供の身長が伸びないときは、一度亜鉛を測定するのもいいかもしれませんね。
⑥性機能不全
亜鉛が欠乏すると男性機能に重要な『テストステロン』の分泌が低下しやすくなります。
その為、精液中の亜鉛の濃度が足らないほど、男性による不妊症をきたしやすいと言われています。
⑦下痢
著しい亜鉛不足になると下痢になります。
これは亜鉛不足により腸がうまく働けなくなるためですが、実際には、下痢を発症するレベルの亜鉛不足になると、他の症状もでている事が多いです。
⑧骨粗しょう症
発育障害でも言いましたが、亜鉛が不足すると、ALPが低下します。
ALPは骨の形成に関わりますし、骨の代謝に関わる因子にも深く関わるので、亜鉛不足になると、骨粗しょう症が進行してしまいます。
⑨キズの治りが遅い
亜鉛はコラーゲンの形成や、DNA修復に欠かせない栄養素です。
また、不足する事で、炎症が長引いたり、キズを修復に必要な線維芽細胞の機能が低下することがわかっています。
⑩免疫力の低下
亜鉛は、免疫細胞の機能を向上させます。
特に細胞性免疫のナチュラルキラー細胞を活性化させることがわかっています。
そのため亜鉛欠乏になると、免疫力が低下し、細菌やウイルス感染しやすくなるといわれています。
次回は
・亜鉛を多く含む食材
・亜鉛を摂るコツ
・亜鉛の過剰摂取について
などのご紹介をします。
その他にも気になる点・ご不明な点がございましたら
お気軽にお問い合わせください。


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